1-10 november 2006 in the nest

2006/11/10 (Fri)
10.november'06 @ez   「天日干し」


 晩秋。
 いよいよ冬野菜が
 たっぷりとふっくらと
 水分と甘みを蓄えて
 どっしりとした重量感で
 店頭に並びます。

 白菜も大きなものがひとつ百円だったので
 ふたつ買ってきて
 fuに漬け物にしてもらいました。

 しかし、なぜ
 天日に干すと甘みが増して
 おいしくなるんでしょうね。
 先日、youの幼稚園で掘ってきたさつまいもも
 一緒に干しています。
 ついでに漬け物に使うために
 (といっても食べるわけではありませんが)
 紅玉の皮だの、富有柿の皮だのも干しています。

 なんだか日なたの匂いがする
 のどかな光景です。

 野良猫が横目でチラッと見ましたが
 つまらなそうにいってしまいました。

2006/11/8 (Wed)
9.november'06 @ez   「ハネウマライダー」


 草なぎ君の「僕の歩く道」。

 自閉症のテル(草なぎ君)が母親に
 「僕も結婚するの?」と澄んだ瞳で問うと、
 「結婚する人もしない人もいるのよ」
 と答えながら、思わず胸がいっぱいになって声をつまらせる母親。
 きっと彼は深く考えた上で、発した言葉ではなかったと思いますが
 母親にしてみれば、息子の行く末を思い、
 穏やかでいられるわけもない…、
 
 というようなシーンで私も思わず、母親に感情移入してしまい
 我が息子たちの姿をだぶらせてしまいました。

 leeの小学校では朝会や授業で
 アニメの主題歌や、子供に人気の歌謡曲などを
 歌ったりするらしいのですが
 曲目をはじめて見た時は、ちょっとビックリ。
 「ボクノート」「ハネウマライダー」など
 ヒットしてるし、いい歌だと思うけど
 かなり難しいのではないだろうか…。
 
 私は聞くの専門で、歌うのも演奏するのも全くダメ、
 カラオケもダメなタイプ。
 残念ながら、どうやらleeも私に似てしまったらしく
 ジャイアン並みの歌唱力。
 ところがジャイアンと大きく異なるのは
 「僕はとても歌がヘタだ」とわかっている(思い込んでいる)こと。
 そしてシャイであること。
 だから、人前で歌うことはまずあり得ないし、
 カラオケも絶対行きたくないと言います。
 誰からも「ヘタ」とか「音痴」とか言われたわけではないのですが
 こういうことは自分で悟ってしまう(思い込んでしまう)
 ものなのかもしれません。
 
 でも、「ヘタ」と「好き」は別のもの。
 誰も見ていないところで
 ラジオに合わせて「ハネウマライダー」を
 楽しそうに歌っているところを見かけたことがあります。
 ところが案の定、どうしても合わない、ついていけない…。
 一番が終わる頃には、すっかり歌うことをあきらめてしまいました。
 多分昔の小学唱歌のような歌なら
 歌いきることも可能だろうと思うのですが
 ポルノグラフティは難しすぎる(らしい)。

 みんなと同じように練習しても逆上がりができない子、
 嫌われているわけではないのに、
 誰からもバレンタインにチョコレートをもらえない子、
 歌が好きなのに音痴で、シャイな子…。
 いろんなタイプの子供がいて
 それぞれに悩みがあり、努力してもうまくいかないことや
 あきらめなければいけないこと、我慢しなければならないことなど
 成長するにつれ少しづつ増えていくように思います。
 そんな時、私はドラマの草なぎクン演じるテルの母親の気持ちで
 子供達と向き合わなければなりません。
 
 何年、何十年もして
 笑い話にできるように、
 ひとつひとつの小さな胸の痛みを無視するのではなく、
 忘れることなく刻み付けて
 いつか訪れるであろう竜巻にも負けない
 柔らかくて吸収力抜群な心の持ち主になりたい。
 そして彼らにもそうあってほしい、
 と思うのですが、
 なにしろ最近涙もろくて、いざとなったら
 子供より先に号泣してしまうかもしれません。
 
 頼りなき事この上なし、な母親です…。

2006/11/8 (Wed)
8.november'06 @ez   「距離感」


 今朝、息子を送った帰り道に見た光景。
 
 お向かいさん同士、
 家の前の落ち葉を掃いていました。
 片方の家には柿の木があり、
 もう一方はヒバのような細かい葉の庭木があります。
 ヒバのような細かい葉は真下に落葉し、
 こんもりと積もっていました。
 柿の葉は真下ではなく、
 お向かいさんのヒバの落ち葉の上までひらひらと
 飛ばされて、数十枚重なっていました。

 何気なく掃き掃除の主婦ふたりを見ていると
 柿の木の家の主婦が
 お向かいさんのヒバの落ち葉の山から
 柿の葉だけを丁寧につまみあげて
 ゴミ袋にいれていました。
 ヒバの家の主婦は
 柿の葉が取り除かれた自宅の庭の落葉ヒバだけを
 ちり取りに掃き集め、捨てていました。

 ふたりの距離は2m。
 お互いちょっと微笑み合って会釈したものの
 会話なし。
 当たり前のように淡々と作業は進められていました。

 別に悪いことではないけれど
 なんだかちょっと寒々しい光景。
 たいした量でもないのだから
 落ち葉の出所など気にせず、さ〜っと掃いちゃえばいいのに。

 このことを帰ってfuに報告したら
 「道の落ち葉掃きなどしたこともないのに
 よくそんなこと言えるわね」
 と軽い嫌みを言われてしまいました。
 
 

2006/11/7 (Tue)
7.november'06 @ez   「負け犬」


 図書館でふと目にした
 ちょっと前のベストセラー「負け犬の遠吠え」。
 著者である酒井順子さんは
 同世代で、よく読む雑誌に学生時代から
 エッセイなどを載せていたので、とても馴染み深い
 ということもあり、いまさらですが、
 借りて読んでみました。

 読んでいるうちに
 leeが生まれる前まで、
 つまり35歳までの「完璧なる負け犬」であった
 自分がムクムクと蘇ってきて、
 なぜ自分が35歳まで「負け犬」であり、
 36歳を目前に踵を返すように
 「勝ち犬」へ転身したのか、ということを
 走馬灯のように思い出し、分析しはじめていました。

 この本での彼女の分析とほぼ同じように
 10代20代と完璧なる負け犬目指して
 生きてきた私。
 ところが
 リッチでもなく賢くもなく地位もない
 東京から地方へ都落ちした負け犬人生は
 leeが私の中に誕生することによって、
 あっけなく幕を降ろしました。
 妙な誇りをもって歩いてきた負け犬人生でしたが、
 この時ばかりは、自分の中のDNAに逆らうことが
 できなかった…ように思います。

 この本、やはりベストセラーになるだけあって
 すでに今「遅れてきた勝ち犬」であるにもかかわらず、
 過去に思いっきり引き戻されて
 ちょっと胸を締め付けられるパワーがありました。
 そういう意味ではなかなか面白い、と思いました。

 

2006/11/6 (Mon)
6.november'06 @ez   「人手不足」


 日曜夜の楽しみは8時からの大河ドラマ。
 しかも今日は9時から別の局で「信長の棺」という
 ベストセラーのドラマ化時代劇もあり、なかなか面白そうです。

 ところが
 (いつもいつも思うのですが)
 キャスティングに配慮が足りな過ぎ!

 大河ドラマで、浅野ゆう子は秀吉の妻、
 「信長の棺」では信長の妻。
 大河ドラマで篠井英介は徳川参謀である井伊直政、
 「信長の棺」では石田三成。
 数年前の大河で森蘭丸だったTOKIO松岡クンは
 今回は信長、徳川家光だった中村梅雀が秀吉…。

 う〜ん、数年前のキャスティングは仕方ないとして
 ほぼ同時刻の同じ時代設定のものに
 敵味方を逆にしたキャスティング、
 いったいどういうつもりなのか
 ちょっと理解できません。
 せっかくのベストセラーのドラマ化も
 なんだか細かいことばかり気になってしまい、
 そんなに楽しめませんでした。

 来週大河ドラマで、斬首になる石田三成役の中村橋之助、
 別の局の時代劇では、秀吉を演じているらしい…。
 時代劇の世界はそんなに役者不足なのでしょうか。

 などと文句をいいながらも、
 きっと見てしまうと思いますが
 制作する側も、あまり視聴者を軽んじないでほしい。
 歳をとっても、こういうことって
 意外と記憶しているものなので。

 

2006/11/5 (Sun)
5.november'06 @ez   「子供部屋」


 写真はトーマスランドのトビー。

 明日からまたいつもの日々が始まるので
 まだ開封していなかったイケアの段ボールをほどき、
 子供部屋改造スタート。

 今までの机を解体したり
 家具を移動したり
 掃除しながら組み立てたり…と
 バタバタしながらも一応終了。

 ほんの少し気になる風水の方位に合わせた
 二つ並んだ机と椅子。
 ここで10年、ふたりは
 何を学んでいくのかな。

 私たちの作った巣の中に
 小さな新しい巣がふたつ、できました。

2006/11/5 (Sun)
4.november'06 @ez   「疲れ」


 短いながらも忙しかった旅行から一日、
 緊張が解けたのか、youがダウン。
 病院で薬をもらい、ゆっくりと家で過ごさせました。

 この数日間、彼にとっては刺激が強過ぎたのか
 それとも睡眠時間が足りなかったのか、わかりませんが
 彼の小さな身体には、ちょっとばかり
 負担が大きかったようです。

 温泉でのんびり、とはいうものの
 いつもクタクタになるまで
 遊ばずにはいられない貧乏性家族のツケが
 youにまわってしまいました。
 ごめんね、you。
 明日は元気になりますように。

2006/11/5 (Sun)
3.november'06 @ez   「イケア」


 宇都宮に帰る前に港北の「イケア」に寄りました。
 子供たちの机などを揃えるためです。

 leeにはkzが数年前、
 畳一枚分以上の巨大で立派な学習机を作り
 それで充分だったのですが、
 そろそろyouにも…と思ったらすでにスペース的に
 同じ机を置くことが無理ということが判明。
 だからといって、ふたりの机のサイズや見た目に
 あまりにも差があるのは良くないと思い、
 思い切ってkzお手製机はお蔵入りとし、
 新たに手軽なものを購入することに決めたのでした。

 北欧から鳴り物入りでやってきたイケアですが
 コンランショップとニトリの中間くらい…といった印象です。
 爽やかな明るい色の無印良品、ともいえます。
 残念ながら、価格が抑えられている分、
 すべてにおいて造りが雑な感じは否めませんが、
 育ち盛りで、しかも乱暴な男の子を持つ母親としては
 こういうショップは利用価値がおおいにありそうです。

 予定通り二人分の家具を購入し、妹と別れて
 帰途につきました。

 帰ってすぐ洗濯機を2回まわし
 3日間履き続けたyouの上履きを洗いながら
 あっという間の家族旅行を
 思い出していました。

2006/11/5 (Sun)
2.november'06 @ez   「富士山そして東京」


 今回お世話になった旅館は
 ここ数年間の中で最も良かったかもしれません。
 とてもリーズナブルなのに、
 食事や部屋などとても満足できるお宿でした。
 シーズンオフだからかもしれませんが。

 子供達も4回も温泉に入り、
 それなりに楽しかったようですが
 旅館の豪勢なお料理より
 マックやココスの方が好みらしく、
 親としては少々がっかりしました。

 有り難い事に翌日も快晴。
 家族全員、はじめて富士山に登りました…
 といっても車で五合目まで登っただけですが。
 新幹線などから遠くに眺めることは
 よくありましたが、麓から眺める富士山は
 確かにとても美しく、拝みたくなるほどでした。

 子供達にせかされるように
 これから一路東京に向かいます。
 原宿の「タンタンショップ」に行きたいという
 leeのリクエストに応えるために。
 
 そして今晩は私の妹家族の家で一泊。
 久しぶりに会う従兄弟たちに、
 息子達もとても楽しみにしているようです。

2006/11/5 (Sun)
1.november'06 @kz   「フジヤマ」


 結局、オープン前にハイランドに到着したものの
 靴がないため、入場するわけにもいかず
 近隣にて靴屋をさがすハメに。

 もちろんどの店も十時開店のため、
 しかたなくブラブラしていると開店準備中のホームセンター発見。
 九時半の開店同時に入り、幼児用の上履きと長靴を見つけ
 380円の上履きを迷う事なく購入した。

 多少みっともない気がしないでもないが
 背に腹は変えられない。
 やっと入園することができ
 のんびりとトーマスランドで子供達を遊ばせ
 頭上を轟音と共に狂ったように落下してくる
 「フジヤマ」や「ええじゃないか」に
 ビビりながらも、青空の遊園地を楽しむことができた。

 少なくとも、
 leeとふたりで「フジヤマ」に乗ることになるまでは…。

 写真は富士急ハイランド、ではなく奥日光ハイキングの時のもの。


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