21-28 febuary 2007 in the nest

2007/2/27 (Tue)
28.february'07 @ez「スタイリスト」


 本屋でふと手にした雑誌「グラッツィア」に
 「岩立通子」の文字があったので
 ついページを繰ってみて、はじめて
 亡くなられてから数年も経っていることを
 知りました。

 私がまだ東京のデザイン会社で新人だった頃、
 まさに世の中は「第一次横文字職業ブーム」。
 ディレクター、デザイナー、コピーライター、スタイリスト…。
 どちらかというと、都会的で最先端、派手でお洒落な印象の仕事。
 でも実情は、一部の成功者を除けば、将来の保証も安定もない
 非常に危うい職業群だったといえます。
 
 「スタイリストってなんかカッコいい…」と漠然と思っていた当時、
 同業の友人(女性)が「デザイナーとして仕事を依頼するなら
 スタイリストはブスに限る!」と
 私に思いっきり断言したことがあります。
 
 もちろん、まだスタイリストの選定などを
 まかされる立場ではなかった20代前半の私は、
 アートディレクター(40代・男性)がお気に入りの
 スタイリストを数人思い出してみました…。
 ああ、そういえばどのスタイリストさんも
 20代でモデルさんのような綺麗な女性ばかり。
 現場より、飲みにいった先で会うことの方が多かったような。
 
 バブルで浮かれていた時代ですから、
 わざわざ頼まなくてもいいような仕事を作ってまで
 美人スタイリストに、頼んだりすることも多かったように思えるし、
 大抵の男性ディレクターは、下心見え見え!
 別の男性上司などは、六本木でスタイリストと待ち合わせするのが
 よほどうれしかったのか、ヘアカットしてからタクシーで向かったり
 さんざんご馳走したりで、社内の女子一同あきれ顔。
 その後彼女は大手代理店の方と結婚して、
 仕事もあっさりやめてしまったので
 私の上司の使ったお金は
 見事なまでに無駄になってしまったのですが。
 
 とにかく雨後の筍のごとく、大発生したのですが
 美人率が高い割に、狭き門だったので、スタイリストとして
 「ブス」が生き残るのは、至難の技だったに違いありません。
 なにせ30〜50代男性ディレクターやカメラマンたちの
 指名なしには生きていけない、過酷な世界だったので…。
 
 ということは、つまりそんな過酷な状況を
 生き残っている「ブス」なスタイリストは
 最高のセンスを持った、何人にも(もちろん美人にも)代え難い
 恐ろしく仕事のできるスタイリストなのだ!
 …という結論に、若かりし私も、ようやく達したのでした。

 ブス、ブスと連呼していますが
 岩立通子さんを指しているわけではありません。
 でも化粧っけのない顔、ワカメちゃんカット、ボーダーのロンT…。
 すっきりと、まるで性別を否定するかのようにニュートラルな姿は
 反バブルのアイコンですら、あったように思えます。
 同様に山本ちえさん(スタイリスト)や
 大橋歩さん(イラストレーター)もすでに大御所でありながら、
 岩立通子さんに共通するその外見、そして仕事をいまだ貫いています。

 「岩立通子」という文字を発見して
 思わず白日夢のような、
 「バブルへGO!!」という気分になってしまいました。
 岩立さん自身のスタイリングは、決してバブリーなものではなく
 現在主流となっている、清潔で心地良いナチュラルスタイルの
 根源になっているように思っています。
 まだまだ元気に仕事をされていると思っていたので
 気づくのが遅過ぎた訃報、
 とても残念に思います。

 

2007/2/27 (Tue)
27.february'07 @ez「転園」


 今日はyouの「一日入園」。
 
 youは現在年少組ですが、
 4月の年中から、別の幼稚園に転園することに。
 leeの通っている小学校の附属幼稚園へ
 移ることにしました。

 今youの通っているシュタイナー系の幼稚園は
 優しさのなかに規律があり、
 音楽や美術に重点をおいた
 理事長のやや偏りはあるものの
 明確な教育理念がとても気に入っていたので、
 転園はとても残念なのですが、
 2年後にleeと同じ小学校に通わせるためには
 やむを得ない選択でした。
 4月からの幼稚園は、シュタイナー系幼稚園と異なり
 とても自由で自主性を重んじるところ。
 それはそれで良いのですが、
 通園バスや給食や制服、延長保育もないのが
 親にとっては辛いところです。
 
 4月からはタイムスケジュールを
 しっかり把握して行動しないと
 どこかに子供が置き去りに…
 なんてことになりかねません。
 「為せば成る」というやや無謀な心意気で
 幼稚園生活あと2年、乗り越える予定です。

2007/2/26 (Mon)
26.february'07 @ez「アイフル大作戦」


 若い人は「アイフル」と聞けば
 「ど〜する〜、アイフル〜」を思い浮かべるのでしょうが、
 私は70年代のドラマで「キーハンター」終了後に始まった
 「アイフル大作戦」を思い出します。
 最近とちぎテレビで再放送をしているので
 あまりの懐かしさに、わざわざ録画して
 (「華麗なる一族」の裏番組なので!)観ました!

 「華麗なる一族」を観た後に
 我慢できずすぐ観てしまったのと、
 さすがに30年も経過しているせいで
 フィルムの色が、真夏のポスターのように
 激しく色褪せていたのとで、
 ますます古くさく、
 おかげで化粧合板のような安っぽさを
 思いっきり満喫しました。
 
 60年代モノのイメージとして「三丁目の夕日」や
 小津作品のようなつつましいながらも活気や
 健康的な明るさが感じられるのに対して、
 70年代モノは、サイケディリックやロックや不況の影響で
 刺激と荒廃と不条理に彩られていた印象が強く、
 このドラマもコメディー要素が強いのに
 「太陽にほえろ!」などとは異なり、
 家族で楽しめるような雰囲気なかったような気がします。
 だからこそ、10歳の子供にとっては
 興味津々、コワイモノ見たさ、だったのかもしれませんが…。
 それにしても、当時あまりテレビドラマを
 見せてもらえなかった家庭環境だったのに、
 なぜ教育上良いとは思えないこのドラマを
 毎回観ていたのか…不思議です。

 今回、主要キャストの他にも、
 薬物中毒で資産家夫人であるヒロイン「大楠道代」、
 一言のセリフですぐ殺され埋められた「小林稔侍」、
 そして構成は「深作欣二」、と見どころも満載(?)。
 小川真由美の微妙な美人さ加減と
 パンチの効き過ぎたテーマ曲も楽しめました!

 「アイフル大作戦」はとりあえずこの1本で満腹になったので、
 「バーディー大作戦」の再放送が始まったら
 また録画して、タイムトリップしたいと思っています。
 

2007/2/25 (Sun)
25.february'07 @kz「39」


 晴天の休日、
 相変わらず近場の森林公園の散策。
 森を歩いていても
 暖冬の影響をあちこちに感じる。
 こんな良い天気なのに、
 すれ違う人もなく、
 貸し切り状態だった。

 ゆうべ数日遅れで
 僕の誕生日を祝ってもらった。
 帰りが少し遅かったので
 youは待ちきれず、眠ってしまい、
 「乾杯」してもらえなかったのが
 唯一の心残り。
 
 義妹から
 バリッとしたストライプのシャツを貰ったのだが、
 普段スーツやシャツを着慣れない身には
 着こなしが難しそうなので
 頑張って勉強します。
 有り難う。

2007/2/24 (Sat)
24.february'07 @ez「ドラマ」


 我が家の大人3人は、
 「拝啓、父上様」「華麗なる一族」を観ています。

 「拝啓〜」は、なんとなく和めるドラマで
 「前略、おふくろ様」より軽く、よく眠れそう。

 実はもうひとつ、観たいドラマが。
 「華麗なる一族」の裏番組で
 とちぎTVで再放送している「アイフル大作戦」。
 インテリアとかファッションも
 楽しめそうだし、若くてカッコいい
 丹波哲郎や小川真由美や谷隼人をもう一度観てみたい!
 
 今週こそは忘れず録画しなくては。

2007/2/24 (Sat)
23.february'07 @ez「発言」


 leeの学年の給食試食会&授業参観&スライド上映会。

 小学校を卒業してから、30年も経ちますが
 私の時代と変わらない懐かしいものもあれば
 ずいぶん変わったものもあります。

 給食はやはり味気ない感じに見えましたが
 ラーメンや大阪寿司や
 深川飯などの「郷土料理給食」、
 好きなメニューを選べる「セレクト給食」、
 「リクエスト給食」などバリエーション豊かで
 leeも毎日とても楽しみにしています。

 …と親子共々お世話になっている給食ですが
 今度の6月から来年3月まで校舎が新築される関係で
 給食ではなく、お弁当を持参することに。
 う〜ん…。

 給食のあとは清掃タイム。
 1年から6年の縦割りグループで
 決められたエリアを清掃します。
 
 5時間目、授業参観は「学活」。
 あるテーマに基づいて、
 4人の司会の子供達が、台本のようなものを
 見ながら、非常にキビキビと進行していきます。
 意見のある子に挙手を求めると
 かなりの人数が手を挙げます。
 司会者が指名し、その後は発言者が次の発言者を
 男女交互に指名していくシステムらしいのですが、
 まったくよどみがなく、途切れることがない。
 その間、先生は発言内容を黒板に書いていくだけ、
 すべて生徒にまかせているように見えます。
 「話し合い慣れ」しているらしく、
 全員、段取りもよく把握しているようです。

 この活動において
 発言内容はあまり重要視されていないようです。
 ここで重要なのは
 「他人の発言を聞く」「自分の意見を発言する」と
 いう訓練であって、leeのように内弁慶な子供や
 シャイな子供にはとても効果的に思えました。
 
 学活の最後に「今日のきらりん」を決めます。
 「きらりん」とは、「がんばったで賞」のようなもので
 生徒がそれぞれ挙手し、
 「○○さんは大きな声で、役に立つ良い意見を
 たくさん発言したと思います!」などといい、
 名指しされた生徒は皆から拍手を受けるのです。
 
 お互いを褒め合う姿は、美しいような不気味なような
 微妙なものではありましたが、
 私たちの小学校時代の学活といえば
 みんなで寄ってたかって「つるしあげ」
 (○○君はすぐイジワルをするので困ります!とか、
 ○○さんは忘れ物が多い!とかいいつけ合い、
 結局シメは先生が「…気を付けましょうね」と
 言って終わるいやな雰囲気のあの、パターン)
 みたいなことが多かったので、それに比べれば
 ずいぶん前向きになったような…。

 その後は、体育館で子供たちと一緒に
 この一年間の学校生活を収めたスライド上映会と合唱。
 どの子もハイテンションで
 大声で歌って踊って、笑顔笑顔!

 長時間、そして盛りだくさんの内容だったのですが
 おかげで親の気づかない子供の成長を知ることができました。
 我が子だけでなく、他の子供達も
 目を見張るほど。

 下校後、プールで1キロちょっと泳ぎ、
 帰宅してから朝やり残した計算問題を30分かけ、
 夕食をみんなでわいわい食べて、
 「さあ、お風呂…」と声をかけようとしたら、
 もうすでにfuのベッドにもぐり込んで熟睡。
 明日は土曜日なので起こさず、
 このままそっと彼の布団へ運びました。
 毎日完全燃焼、みたいです。

2007/2/22 (Thu)
22.february'07 @ez「前歯」


 叔母の告別式に出席中、
 携帯のマナーモードがブルブル。
 leeの担任の先生から
 leeが怪我をしたので迎えにきてほしい、
 ということでした。

 よく聞いてみると
 ジャングルジムから落下して
 生えたばかりの前歯をぶつけ、
 内出血しているようなので
 すぐ歯科医に見せたほうがいいでしょうとのこと。

 失礼とは思いながら
 親戚の方たちにろくに挨拶もできぬまま、
 高速を飛ばして小学校へ。
 ボーッとしている息子を急いで連れ帰り
 歯科医でレントゲンを撮ったところ
 …前歯は無事でした。
 歯肉の腫れさえ引けば、問題なしと。

 疲れがドッと出ました。
 でも、大切な前歯(しかも生えたばかり!)が
 無事で本当に良かった…。
 
 毎日、こういう乱暴モノの面倒を
 辛抱強く、優しくみてくださる担任の先生には
 本当に頭が下がります。
 担任の先生、実は私と同じ歳なのに!
 その「忍耐力」、少し分けていただきたい…。

2007/2/21 (Wed)
21.february'07 @ez「湿度」


 霧雨のどんよりとした朝、
 でもこの「ぬるさ」は春の感覚。

 毎朝、手袋をはめる前に必ず
 ハンドクリームを擦り込んであげた
 leeの手の甲のガサガサも
 だいぶ落ち着いたように思えます。

 そういえば
 睡眠中に使っていた加湿器も
 ここ数日間、出番なし。

 そろそろ重いダッフルコートから
 軽いジャケットに変えてみようかな。
 「三寒四温」というから
 まだまだ油断はできないけれど…。
 
 写真は、ハードコアチックな
 ジャンプを披露するlee。



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