1-10 january 2009 in the nest

2009/1/10 (Sat)
10.january'09 @ez「鬼おろし」


 青空に吹き荒れる「からっかぜ」。
 北関東の冬らしい一日。

 写真は、数十年使用している「鬼おろし」。
 大根などをすりおろす「おろしがね」を
 巨大かつ大雑把にしたもの。
 この「鬼おろし」は、栃木県あたりで
 節分あとに各家庭でつくる郷土料理「しもつかれ」に
 欠かせない道具です。
 「しもつかれ」とは焼いた新巻鮭の頭部分、節分用炒り豆、
 鬼おろしですりおろした大量の大根と人参、油揚げを
 鮭の骨や炒り大豆が柔らかくなるまで煮込み
 酒粕を加えたもので、冷たくして食べるのが一般的。
 見た目はグチャグチャした離乳食のようだし、
 味も説明しずらい。
 郷土料理といっても、若い世代は食わず嫌いの人が多いし
 作るのが面倒だという家庭も多く、
 いつかは消えていく運命かもしれない料理です。
 我が家でも、子供は全く食べませんが
 大人3人は大好物なので、昨夜fuに作ってもらいました。
 栄養面でも、食材を無駄にしないという面でも
 とても理にかなった料理だと思うのですが
 全国区、は無理だろうなあ…。

2009/1/9 (Fri)
9.january'09 @ez「毎日かあさん」


 図書館で無意識に借りていた漫画
 「毎日かあさん」。
 西原理恵子という作者も作品も知らなかったので
 タイトルを見て「あたしんち」みたいな漫画かな〜
 と思ったら、結構含みがあるというか
 大人向きというか。
 作者は私と同じ年齢。
 かなりワイルドサイドを駆け抜けてきたようで
 内田春菊の「私たちは繁殖している」同様、
 一見いびつな家族構成を受け入れて
 当たり前に生きている様子が
 なんか凄い、真似できない。
 真似できないけど…。

 ふと気づくと、こたつにもぐり込み
 頭だけ出したleeが、こたつを震わせて笑っている!
 知らないうちにleeも
 「毎日かあさん」読んでいました。
 彼にとっては単なるギャグ漫画?
 それともなにか感じているのか、
 それは定かではありません。

 youの受検は無事終了。
 ホッと一息、です。

2009/1/8 (Thu)
8.january'09 @ez「昔の」


 leeの冬休みの宿題がまだ残っていました。
 
 家にある「昔」を調べてくること。
 モノや話、料理など
 里帰りついでに祖父母に聞いていらっしゃい、
 という宿題です。
 最初、奥のほうにしまってある
 「臼と杵」にしようかと思ったのですが
 なにしろ重い。無理して出したら
 大掃除アゲインになりそうだったのであきらめて
 私の父が長年愛用していたカメラを
 引っ張り出してきました。
 はじめて見る50年前のカメラに
 「おお、すげえ!」とりあえず驚くlee。
 半世紀でカメラも随分進化しました。
 このカメラ、今では誰も使い方がわからないので
 ずっとしまい込まれたままですが
 なぜか、捨てられず今に至っています。

2009/1/7 (Wed)
7.january'09 @ez「松の内」


 玄関のお飾りをはずし
 七草粥を用意して
 お正月はあっさり過ぎてゆきました。
 気分的にはまだお正月モードだというのに
 明日はyouの小学校受検日。
 今さらどうしようもないのだから
 せめて遅刻と忘れ物がないように。

 写真、後部座席でこんな体勢で
 1時間も仲良く熟睡できるなんて…。
 下敷き状態のlee、
 youが載っていたことさえ
 覚えていなかった。

2009/1/5 (Mon)
5.january'09 @ez「普段の生活」


 毎朝5時に起床していたのに
 子供たちの冬休みが始まると共に
 なし崩しに遅寝遅起に…。
 今日こそは、と奮起したのですが
 7時に起きるのがやっと。
 でも明日からは、仕事も始まることだし
 気持ちを切り替えねば。

 今朝久しぶりに「普段の朝食」
 (納豆・たまご・シラス・キムチ・お味噌汁・ご飯)
 を用意したら、みんな凄い食欲で
 ご飯四合炊いたのに、足りなかった…。
 「普段の生活」を
 カラダが求めているのかもしれない。
 そろそろ、「ケ」の日々が始まります。

2009/1/4 (Sun)
4.january'09 @ez「カラオケ」


 恒例年一回のファミリーカラオケ。
 
 子供たちが夜更かししなくて良いようにと
 夕方早めに出かけたら、
 みんなお腹が空いていたらしく
 カラオケそっちのけで
 食べるのに夢中。
 リモコンよりも
 フードメニューを眺めている時間のほうが、
 マイクよりお箸持っている時間のほうが
 長かった気がします…。

 というわけで
 カラオケそのものはあまり盛り上がらず。
 次回はしっかり食べさせてから、出かけます。

2009/1/3 (Sat)
3.january'09 @ez「誰も」


 茨城県大子までドライブがてら
 温泉プールへ。
 
 お供のDVDは「誰も知らない」。
 もちろん映画のストーリーも
 実際に起こった事件のことも知っています。
 でも自分が同年代の子供を持つ母親となると
 本当に胸が苦しい。
 子供を置き去りにしてしまう母親に
 悪気がないことが、なおさら悲しい。
 起伏の少ないドキュメンタリーのような
 映像なので、子供たちはすぐ飽きてしまい
 後部座席で爆睡、その姿が愛しく、せつない。

 三ヶ日最終日の夕食は、
 年末に買っておいたタラバガニ!
 普段はおしゃべりな子供たちも
 無言でかぶりつき…。
 ささやかな贅沢を堪能できました。

2009/1/2 (Fri)
2.january'09 @ez「新年」


 初詣、ボーリング、映画、
 kzの実家で新年会。
 子連れだから当然バタバタしているのですが
 気分的にはのんびり、だらだら。
 こんなにだらけちゃっていいのか、
 心配になりつつも
 この調子で三ヶ日、過ぎていきそうです。

2009/1/2 (Fri)
1.january'09 @ez「慣習」


 「慣習」とは
 なんてつまらない、くだらないものだろうと
 長年思い続けてきました。
 でもこの頃は「慣習」の合理性に
 日々助けられていることに気づき、
 否定する気持ちは消えました。

 年賀状を書くこと

 大掃除をすること

 年越し蕎麦を食べること

 初詣に出かけること

 お年玉を用意すること

 お節料理を食べること

 …

 延々と続く「慣習」を無視しても、
 この時代何一つ困ることはない。
 事実、ずっと若かったころは
 一人暮らしということもあり
 何一つまともなことはできませんでした。

 でも、今年もこうして
 いただいた年賀状を眺めていると
 この、糸より細い縁の意味を
 ハッキリと感じることができるのです。
 
 自分にパワーが漲っているときには
 邪魔になるばかりの「慣習」だけど
 人間いつでもそんなに強くはいられない。
 少しパワーダウンしてきたと思ったら
 あえて「慣習」というカタチに
 自分を収めてみようと思います。

 そういう姿勢を他人は「守りに入る」
 と呼ぶのでしょうね。
 「守備」があるから「攻撃」できる。
 そんな緩急を調整しながら
 ほんの少しでもいいから
 人間として進歩したいなあと思います。




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