1-10 june 2016 in the nest

2014/5/1 (Tue)
9.june '16「夏前」


 写真は白い花が可憐な蕎麦畑。

 次男は今朝水着を持って登校した。
 プール掃除をするらしい。
 もう夏がきたんだなーと思う。
 衣替え、長男の学ランを自宅で洗濯する。
 家庭で制服が洗えるなんて、便利になりました。

 



2014/5/1 (Tue)
8.june '16「梅雨」


 梅雨入りしたといっても
 本格的な雨はまだ降っていない。
 先日小さくなった長男のカッパを
 義父母が新調してくれた。
 雨が降ると自転車に乗りたがらない息子達だが
 新カッパ姿を義母にリクエストされ
 小雨の中自転車で帰宅した。
 田舎はバス代高いんだから
 多少の雨ならカッパ着て自転車通学しておくれ。
 よろしくお願いいたします!
 



2014/5/1 (Tue)
7.june '16「子供の行動と心」


 北海道の山中に置き去りにされた小学生が
 無事保護され、私を含め多くの人がほっとしたことと思う。
 7日間無事であったことは、彼のたくましさや賢さ、強運に
 よるものだが、なぜ発見にこんなに時間がかかったのか。
 そもそも偶然発見できたのであって
 大規模捜査は打ち切り決定になっていた。

 ほとんどの親たちは少年の父親の気持ちを理解できたと思う。
 しかし少年の心の中はわからない。

 私は園児だった頃、全く土地勘のない祖母の家近くで
 迷子になったことがある。 
 祖母宅裏の小川から、戻る小道を1本間違えただけだった。
 少し歩いて、道が違うと気が付いたのに
 私は立ち止まらずに己の勘を頼りに歩き続けた。
 気がつけば全く知らない風景だったが、
 誰にも声をかけなかったし、かけられなかった。
 いや、かけられないよう堂々と笑顔で歩いていたと思う。
 私は休むことなくただひたすら歩いた。
 祖母の家近くの風景を探して。
 気がつくと夜になり、田舎町の商店も店じまいしはじめた。
 親切そうなおばさんに声をかけられたが
 父に買い物を頼まれた、と嘘をついて
 地元の子を装って歩き続けた。
 商店だけでなく街全体が闇に包まれる頃、
 三叉路の小さな煙草店の前で私は突然保護された。
 最初私は迷子になった、とは言わず
 これから祖母の家に行くところだ、と見栄を張った。
 どうやら警察や消防から連絡があったらしく
 すぐに迎えの車が来て、祖母の家に連れて行かれた。
 私は10時間近く休むことなくかなりの距離を
 歩いていたのだが、全く眠くなかった。
 深夜2時くらいだったような気がするが
 祖母宅の居間では、揃いの法被を来た大勢の消防団の人たちに
 祖母や母、叔母たちがおにぎりを振舞っていた。
 私の顔を見て母や叔母は泣いていたが、私は泣かなかった。
 後にこっぴどく説教されたときは号泣したが
 喜びでも悲しみでもなかった。
 身勝手極まりないが、理不尽に恥をかかされた
 と思っていたのかもしれない。
 子供らしくない、可愛げのない子供に見えたと思う。

 私の些細な迷子が大事になってしまった件、
 大人がそうであろうと決めつけている子供像と
 実際の子供の心はかなりギャップがあるということだ。
 見栄、意地という部分が大人以上に強く
 その反面、非常に楽天的だったと思う。

 私が北海道の少年と同じ立場であったら
 きっとかなり近い行動をしたと思うが
 運良く自衛隊宿舎にたどり着いたか全く自信はない。
 ただ父親の車を泣きながら追いかけたりはしないと思う。
 大人に都合が良い子供ばかりではないのだ。
 今、自分の子供たちを見つめて思い起こすことが多々ある。
 40年以上経っても忘れられない出来事。
 大人なら多かれ少なかれ身に覚えがあるだろう。
 
 
 
 


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