ログハウスが好き。


「枝のような根のような」2019.3

福島県の会津の道の駅。野菜売り場の柱が樹木のように枝を広げ、広い空間を賑やかにしている。このスタイル、他でも見たことがあるが、閑散としがちな空間には良いアイデアだと思う。













「トレーラーハウス」

子どもが大きくなってくると無性にキャンプとかしたくなりますね。トレーラーハウスにも憧れます。そんな方に朗報、ログハウスのトレーラーハウスがあるんです。ログハウスを建てたくても土地や資金面で、なかなか建てられない方が多いと思います、これなら住宅と異なりずいぶん手軽にGETできると思います。大きさは当然限度(最大11m×3.4m)はありますが、基礎工事・確認申請・固定資産税・不動産取得税、ナンバーを取らなければ自動車税・重量税とすべて掛かりません。ひとつの選択肢として、なかなか良いと思いませんか?







































































「窓」

ログハウスでは3重ガラスのトップターン窓(名称はメーカーによって異なる)を採用している場合が多いのですが、普通の引き戸に慣れていると少々とまどうかもしれません。その重い感触と特徴である360度回転。完全に回転するので掃除がとても簡単で安全です。その重さゆえに、子供が手をはさむのでは…と心配する人もいますが、ストッパー付きなのでもちろん安心です。展示場なのでその感触、確かめてみてください。







「テラコッタ」

アプローチだけでなく、室内にもテラコッタを使う方が増えています。キッチンや洗面所、玄関など水廻りに敷くことが多いですね。価格や汚れ落としなどを考えて、便利な「テラコッタ風タイル」を選ぶ場合もあります。
一軒の家の中に床のバリエーションがいくつかあるのは楽しいものですね。勝手に屋外に出られないペット(特に犬)などは床で体温調節をしているらしく、夏場はタイルや石素材の床は彼等にとって最も居心地の良いスペースとなります。ログハウスとテラコッタは色彩的にも相性が良く、メリハリのつきにくいログの室内をとてもおしゃれな雰囲気にみせてくれると思います。










「フラットな床」

バリアフリーという言葉が浸透してから、住宅の床はフラットが常識となりました。もちろんログハウスはずっと以前からフラットでしたが。現在では浴室や和室との段差もなくしていますので確かに掃除機をかけることもずいぶん楽になりました。
ただ本気でバリアフリーを考えるなら通路やドアなど車椅子で通れる幅を確保しておく必要があります。一般の薄い壁と違い、ログ壁は後でリフォームするのが難しい場合がありますので…。











「ロールケーキ」

子供たちとよく食べるロールケーキ。
スポンジケーキにクリームやジャムなどを巻いたケーキです。先日偶然子供の英語ブックなるものを見ていたら、ロールケーキ=ROG CAKE(ログケイク)と書いてありました。なるほど!確かに丸太型です。
その他にもクリスマスケーキの一種「ブッシュドノエル」やご存知「バームクーヘン」など、丸太に関係するお菓子はヨーロッパ発のものばかり。ヘンゼルとグレーテルが見つけたお菓子の家はきっとログハウスでしょうし…。子供の頃よくパン屋さんやケーキ屋さんのディスプレイで見たパンやクッキー、チョコレートのログハウス。ROG CAKEで作ったらかなりリアルにできそうです。でもサイズもかなり実物に近くなりそうですが…。どこかのお店でこういうディスプレイ、また作ってくれると楽しいですよね。







「換気システム」

「省エネのために気密性の高い家を!」ということが
ログハウスを含むほとんどの住宅メーカーで声高に叫ばれていますが、僕としてはちょっと「?」なカンジ。格安物件にありがちな、ホルムアルデヒドを含む部材を使用していたら健康を損なってしまうし…。そのような心配を排除すべく生まれたのが「24時間換気システム」。でも24時間換気し続けなければならない家ってどうなんでしょうかね。
ログハウスはホルムアルデヒドと無縁な建物ですが、別荘などのように長期間閉切っているとやはり室内の空気はむっとしたりします。「木は呼吸する」のですが、空気も川と同じように流れていないと淀んでくるのでしょう。そんな時は日に数回窓を開けて新鮮な空気を通せばいいだけのこと。もちろん、冷暖房された空気は多少逃げてしまいますが。
大きなデパートやホテルなど密閉された空間はもちろんしっかり換気システムが働いていますが、空気が悪いと感じませんか?外へ出た時思わず深呼吸しちゃいますよね。空調、換気システムに慣れ過ぎて人間としての機能が劣化したら大変!空調管理された職場なら、せめて自宅は人間としての機能回復の場にしたいと思うのですが。






「社会科見学(働くお父さん)」

僕は家族に僕が関わらせてもらった家をなるべく見てもらいたいと思っているので休日よく見学に連れてくる。単純に子供達に僕の仕事を理解してもらいたい…という意味もあるが、レゴブロックのように楽しみながら「家」の成り立ちを感じとってもらいたいからだ。いっぱい働いて何でも欲しいモノを買い求める…というのも魅力的だがいろいろなモノを面倒臭がらず楽しみながら自分で考え、作れる男になってもらいたい。コイツらも、小学生高学年くらいなら多少の手伝いはできるようになるかな…などと思いつつ…。
ヨーロッパのお父さんさんのように家と車の修理くらいできる男になりたいと僕自身思っています。なかなかこれが難しいんだけど…。









「耐久性」

ログハウスは150年以上の耐用年数があるといわれ、地震や火災にも強く長い目で見て比較すれば決して価格的に贅沢ではないと思います。普通の住宅はどんなに長くても40年位経てば建て替えなければ無理でしょう。普通の住宅を建て替えるということは、莫大な量の産業廃棄物を生み出すことになります。ログハウスは長持ちするだけでなく、やがて廃棄することになってもほとんどが天然素材ですから、最後は土に戻ります。
古い石造りの建物に暮らすヨーロッパでは、家を建てる人は日本ほど多くありません。耐久性がある住まいは主人が変わっても、長く住み継がれていくものという認識がしっかりあるからです。日本人は相変わらず「使い捨て」が好きな民族なのでしょうか。
耐久性の高い家に住むということは「安全」「経済的」という理由もありますが
この地球に生きるものとして資源を大切に使い
環境にこれ以上負担をかけない…という理由もあると思うのです。






「オール電化住宅」

最近CMでも展示場でも盛んなのが「オール電化住宅」。安全性やエコロジーなど注目すべき点はいろいろあると思いますが。
実は我が家で今年3月にちょっとした「事件」がありました。10年前の電気工事の不具合により、停電に。仕方なくまた電気工事をしている最中、誤って通常の倍の電気が我が家に流れてしまいました。おかげで2日間にわたり数時間の停電、そして10点以上の電化製品の故障に見舞われました。3月といえばまだこのあたりでは夜は10度以下。それなのに使える暖房器具が我が家には何もない!
灯油ストーブも最近のものは電気がなければ使えない!懐中電灯も壊れていた!電話も使えない!(携帯電話ありがとう!)というわけで仏壇のろうそくを灯してから、近所のスーパーへ走ったのです。
つまり何がいいたいかというと「世の中何が起こるかわからない」「備えあれば憂いなし」そして「選択肢は多いほうがいい」ということです。たとえ「オール電化住宅」に暮らしていても、万一の停電には備えておくべきだと思います。子供には良い体験でしたが、ライフラインの確保(こういう場合はローテク、昔ながらの方法ほど確実)は必須ですよね。





「公共施設」

自然公園やキャンプ地などの公共施設、最近はかなり工夫されています。左の写真の施設はログハウスではありませんが、木材と大谷石、コンクリートの組み合わせで、ナチュラルでありながら迫力のあるモダンな雰囲気、1泊3,000円程度の宿泊施設にはとても見えません。
ログハウスを使っている施設もあちこちにありますが、似たようなデザインが多い気がします。素材やデザインにもっと遊びがあってもいいと思うのですが…。





「生活様式」

生活様式は国や民族だけでなく年齢や家族構成、地域、職業などによって異なります。ふとん派もいればベッド派もいるし、正座派もいればイス派など様々です。でもその様式をきちんと見直したことってありますか?絶対コタツと座ぶとんといっていたお年寄りがソファーの良さに気付いてから足が楽になったとすっかりイス式の生活に…。なんとなく習慣で見過ごしてきたことって実はたくさんあるかもしれない。確かに和風であることは日本人にとってとても大きなメリットがあるでしょう。でも同じようにヨーロッパなど海外の素晴らしい生活様式も試してみる価値、おおいにあると思いますよ。




「12年後」

我が家はログハウスではありません。築12年の義父が建てた家に暮らしています。子どもと犬がいると確かに家は痛みます。例えば左の写真は穴が開いた壁、4歳の頃息子が開けました。右と真ん中の写真は南側の出窓と床。いわゆる安い合板、7年目位から直射日光があたる部分は無惨に剥げてしまいました。ログハウス、無垢材ならありえないことです。






「北欧の伝統色」

最近の日本では建築でもファッションでもエンジ色が注目されることは少ないんじゃないかな。建築でも南欧風のオレンジのグラデーションみたいなカラーリングは良く見かけますが。多分このエンジとホワイトの組み合わせは由緒正しい名門校の制服のように上品で新鮮に見えると思います。でもこの組み合わせ、北欧ではとてもポピュラーで、伝統的なものらしいです。写真集などでもよく見かけます。






「住宅地との美しい調和」

ログハウスを住宅地に建てる場合、店鋪ならいいのですが
住宅としてはちょっと目立ちすぎるとか近所との調和がとれず美しくみえてこないことがあります。ひと昔前までは「カントリー調」過ぎて「恥ずかしい」という人もいましたが今ではまるでデザイナーズハウスのように様々な外観、デザインが可能になりました。例えばこのログハウス、遠目にはログハウスに見えないくらいスッキリしていて和風建築の隣に建っていてもお互い邪魔しあうこともありません。
すべてが「山小屋」という時代は終わり、都会にも馴染むデザインが次々出ています。




「爽やかさ」

軽さや爽やかさとは無縁に感じられたログハウスですが、カラーリングだけでも印象は大分変わります。例えば左の写真の家、まるでボートハウスのような涼やかな印象ですが、もしホワイトを使っていなければどうでしょう。ボートハウスというよりは、高原のコテージといった感じです。どちらもナチュラルできれいですが、印象はまるで違います。

カラーリングを決めるときはできるだけたくさん建築物をみて
垢抜けない印象にならないように(たまにありますよね)十分検討しましょう!万一失敗しちゃったら…、気を取り直して次回の塗装でガラッと変身!








「ログハウスをはじめて知ったのは」

ログハウスというものを初めて知ったのは多分小学生の頃読んだ子ども向け冒険小説や「アドベンチャーファミリー」的なアメリカのファミリー映画や西部劇のランチハウスだったと思います。どちらもアメリカ経由の文化だったため、「ワイルド」「男らしさ」「開拓」的なイメージが強くツリーハウスにはとても興味があったものの、ワイルドとは懸け離れた少年だったので
高校生の頃にはすっかり僕の記憶の辞書からは脱落していました。
昔は誰もログハウスなんて呼ばず(知らず)、「丸太小屋」って言ってましたね。
我が家でも、純和風から少しずつ移行し、マイカーを手に入れ、畳の上に絨毯敷いてピアノを置いて「外国風でちょっとカッコいいかも」って思っている時代でした。応接間にソファーセットがあって、ベッドのある自分専用の子ども部屋がある家は憧れでした。それはそれで、いい時代だったと記憶しています。






「最近のハンドカット」

僕が初めて意識したログハウスは、アメリカのワイルドなハンドカットログでした。左の写真は2004年僕も手伝ったハンドカットログのゲストハウス&ガレージです。西部劇のランチハウスとは異なり、ずいぶん上品で暮らしやすそうです。写真ではわかりづらいと思いますが、ログもかなりボリュームもあり、敷地も広々としています。
やはりハンドカットの魅力を十分に引き出すためにはある程度余裕のある広さを確保しないともったいないですよね。




「最近のハンドカットのガレージ」

上の写真の左側に小さく写っているのがログのガレージです。こういうこだわりってうれしくなりますよね。確かに費用はとてもかかるのですが、母屋にここまでこだわったなら
細部まで…って思います。一気に全てを揃える必要はないと思いますが、ついつい物置きとかガレージを、変なモノで済ませちゃうのは残念!何十年もかけてゆっくり完成させたっていいじゃないですか。





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