bookshelf FGHIJ
子供部屋の古びた本棚には、新旧さまざまな本が並んでいます。
年齢・性別・趣味などによってその選びかたは異なりますが
読書は「旅」のようなもの。
同じ場所に何度も訪れたり、途中で引き返したり、まだ目的地はありません。
読書三昧覚え書きの一部を記します。



BOYSROOM
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フンガくん

国松エリカ

最近の絵本作家の中ではとても人気があるみたい。
甘えん坊のブタのフンガくん、背景は昭和30年代で懐かしさいっぱい。
シリーズも続々刊行されています。2003








ふき

斎藤隆介(作) 滝平二郎(絵)

これぞメイドインジャパンといえる絵本。
記憶から決して消えることのないインパクトのある切り絵。
民話をもとにした少女のあだ討ちのお話。
聞いた事のない方言も心に響く気がします。2005.8






ふとんやまトンネル

那須正幹(作) 長野ヒデ子(絵)

冬の厚いお布団をトンネルに見立てたお話。
冬の添い寝にはピッタリのお話ですが
読み終わったあと必ず本の真似をしたがるので
早く寝かしつけたい時は、おすすめできません。2005.11






ごんぎつね

にいみなんきち(文) みたげんじろう(絵)

有名な原作なので様々な絵のバージョンがありますが
私はみたげんじろうさんの絵が好き。
こういう絵本の場合、親は最後につい説教がましいことをいいたくなりますが
言わなくても子供たちはそれなりに理解しているみたいです。2004






ガスパールびょういんへいく

アン・グッドマン(ぶん) ゲオルグ・ハレンスレーベン(え) 石津ちひろ(やく)

大人にも人気でグッズもいろいろ販売されている「リサ&ガスパール」シリーズ。
子供も大好きなシリーズですが、特にこれはお話が
ガスパールの入院という内容なので興味津々。
骨折とか入院とか、痛い目には合いたくないけど
みんなの注目を集めるのでうらやましいらしい。2005.12







はなれざるドド

水原洋城(著) 木村しゅうじ(絵)

絵本というにはちょっと長いので小学生向き。
お話も自然界、動物界の厳しさを描いています。
栃木県も日光などに野生の猿が現れて暴れていますが
なぜそんなことになるのか、ということにも触れてみました。2004






はなのすきなうし

マンロー・リーフ(おはなし) ロバート・ローソン(絵) 光吉夏弥(訳)

絵がすごく上手で、上手すぎてちょっと力が入ってしまった。
まるでデッサンや美術の本を見ているようで。
でもよく見ると牛の表情がとても人間っぽくてキュート。
絵本の絵のレベルってすごいということに気付きました。2004.12






ひとまねこざるときいろいぼうし

エッチ・エイ・レイ(文・絵)光吉夏弥(訳)

ひとまねこざるのジョージはleeの顔にそっくり。
本人も気付いているのかいないのか、このシリーズは赤ちゃんのころから大好き。
どんないたずらをしてもハッピーエンド、まわりの優しい人たちに囲まれて幸せそうなジョージ。
こんなに伸び伸びと子育てできたら…、leeも同じ思いかもしれません。2002






花さき山

斎藤隆介(作) 滝平二郎(絵)

これもゴールデンコンビの作品。
滝平二郎の描く少女はみな気高くしかも優しい…。2003










火の鳥

斎藤隆介(作) 滝平二郎(絵)

これもゴールデンコンビの作品。
やはり少女が親の敵討ちをするのですが、珍しくハッピーエンド!
もちろん、手塚治虫の「火の鳥」とは違います。2005.9










はじめてきしゃがはしった

来栖良夫(著) 斎藤博之(絵) 

明治時代に汽車がはじめて走ったときのてんやわんや。
のどかな日常の風景が目に浮かぶにじんだ墨の絵。
ほんのひと昔前のことなのに
子供にとっては「むかしむかし」のお話に感じるみたいです。2005.12







ひとり

谷川俊太郎(文) 三輪滋(絵)

leeが自分で選んでひとりで読んでとても気に入った本。
楽しい本だと思って私も読んでみると、深い!深すぎる!
思わず「何か悩みでもあるの?」と問いただしたくなるような…。
この本に感銘を受けるなんて随分成長したんだなあ、としみじみ。2006.1






ほんとにほんとにほしいもの

ベラB・ウィリアムズ(作・絵) 佐野洋子(訳)

「かあさんのいす」の続編です。
決して裕福とはいえない女3人家族のお話。
前作はお母さんのお買い物でしたがこんどは主人公ローザの誕生日プレゼント。
母子家庭や働くお母さんにも勇気をくれるお話。2006.1






ほうすけのひよこ

谷川俊太郎(作) 梶山俊夫(絵)

心が子供のように清らかなのに、少し知恵が足りない男。
それでもおおらかな村びとたちと上手に暮していたのですが
ある事件が起こり、彼は村から消えました。
様々な障害をもった人たちと自然に共に暮すことの難しさ…。2006.1







ホームランを打ったことのない君に

長谷川集平

野球が上手にできることは男の子にとってとても重要なこと。
とはいうものの練習はしないし、なかなかうまくできないので
このタイトルには、思わず手が伸びる!男の子にはおすすめです。2006.3







はらぺこあおむし

エリック・カール(作) もりひさし(やく)

ここ数年、絵本といえばコレというくらい有名。
おはなしも楽しいのですが、子供の自由な絵や工作に対する興味を涌き立ててくれるところがいいらしい。
絵をかくのが大好きな息子が喜ぶと思ったのですが、反応はイマイチ。
十人十色、子供のツボって結構難しいのです。2006.2







ハナちゃんとバンビさん

石津ちひろ(文) 荒井良二(絵)

身近すぎて気が付かない大切のもの。
ひとりぼっちになった時はじめてわかること。
可愛いイラストのような絵、男性が描いていたなんてちょっと驚きです。2006.1