bookshelf UVWXYZ
子供部屋の古びた本棚には、新旧さまざまな本が並んでいます。
年齢・性別・趣味などによってその選びかたは異なりますが
読書は「旅」のようなもの。
同じ場所に何度も訪れたり、途中で引き返したり、まだ目的地はありません。
読書三昧覚え書きの一部を記します。



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うらしまたろう

川崎洋(作) 湯村輝彦(絵)

80年代大人気だったイラストレーター、テリーさんの本。
もちろん内容とは懸け離れためくるめく原色の世界。
普通のお話をすでに知っているleeは
ビキニ姿の乙姫様に興味津々。2005.11






うちのパパが世界でいちばん!

ハリエット・ジィーフェルト(文) アマンダ・ハーレイ(絵) きむらゆういち(訳)

パパの使用方法が33種類紹介されています。
運転手やおもちゃ扱いされていて少々情けないのですが
やっぱりパパ大好き!というお話。
6歳にもなるとこういうジョークも結構理解できるみたい。2006.1






うごかしてあそぼう おりがみのほん

笠原邦彦(企画・作図) 織茂恭子(絵・文)

「なにか」を作るのが大好きなleeにとってこういう本は宝の山。
ページをめくる前からハサミで何か切りだす始末。
手伝ってあげなかったのですが、本人はすごい集中力で作りはじめ
数時間後、彼のまわりは紙とセロテープが散乱したお堀状態に。楽しかったらしいです。2005.12






やまのかいしゃ

スズキコージ(作) かたやまけん(絵)

スズキコージの絵ではないのでドロドロした不思議な恐さはないのですが
やはり、道徳的な部分や説明を要求できない絵本。
これを読んだあとの子供の反応を楽しみたい。
意外に子供の方が道徳的なことを指摘したりするのが面白い。2005.10






ユとムとヒ

斎藤隆介(作) 滝平二郎(絵)

leeお気に入りの本。
性格の違うふたりの少年の友情も美しい。
でもホントに素敵なのは「いろいろな一番」があるということ。
成績一番が必ずしも人生の勝者ではないといつか気付く日がくるでしょう。2005.9






わたしはとべる

ルース・クラウス(作) マリ−・ブレア(絵) 谷川俊太郎(訳)

金子みすずのような詩。
絵を描いているブレアはディズニ−映画に永年携わってきたらしく製作には欠かせない人だったらしい。
とてもカラフルで幸せそうな雰囲気は、少し前のアジアの雰囲気に通じるものがあります。2005.10








ワニのアリステール

フロランス・グラジア(作) イザベル・シャルリー(絵) 高田万由子(訳)

爽やかでお洒落な絵。リサとガスパールのようなこってりしたタッチ。
こういう絵は、多分子供というより、ママたちに人気があるんだと思います。
おまけに訳者はタレントの高田万由子さんですし。2005.12








ヨセフのゆめ

宮西いづみ(文) みねだとしゆき(絵)

クリスマス時期だったのでこういう宗教ものを選んでみました。
旧約聖書の創世記、ヨセフのお話が子供向けに簡単に描かれています。
無宗教であっても、それぞれの宗教の持つ教えや伝説はとても興味深いものがあります。2005.12






ゆきむかえの村

竹内もと代(文) 西村繁男(絵)

雪国の子供たちの暮しが楽しく表現されています。
今も昔も変わらない生活、素朴な子供たちの表情が憧憬を深めています。2006.2